京都なり田

文化元年(1804年)創業 。京都・上賀茂名産の伝統京漬物「すぐき漬け」を作り続けています

季節のお野菜を美味しく、そして美しく漬け込んだ京都のお漬物。名店といわれる数多くの漬物屋さんがありますが、今回は創業1804年(文化元年)という古い歴史を誇る御すぐき處「京都なり田」をご紹介しましょう。京都のお漬物といえば、千枚漬、しば漬と並んで冬の京都の代表的なお漬物として”すぐき漬け”があります。「京都なり田」はこのすぐき漬けが特に有名。約300年前から作り続けられてきた伝統の味です。

すぐき漬けは、すぐきと塩だけで漬け込まれるもので、そのシンプルさゆえに塩加減、重し加減、室(むろ)加減が大きなポイントとなっています。途中で修正できないだけに、美味しいすぐき漬けをつくるには、職人の経験やカンが頼り。「京都なり田」では、漬け込み作業はもちろん、すぐき漬けを仕込む全過程が熟練した職人による手作業で行われています。シンプルな材料で漬け込まれるすぐき漬けの独特の美味しさは、乳酸菌の発酵作用によるもの。これは、すぐきを作る室(むろ)や樽の中に長年住み着いている乳酸菌がその家独特の味を作り出しています。同じ漬物でも、京都上賀茂でつくられたものと他所のものとでは味わいに違いが生じるのはこうした理由からなのです。

一般に健康に良いとされる乳酸菌ですが、特にすぐき漬けの中の「ラブレ菌」は、体内のインターフェロン(ガンやウィルスから身体を防御する因子)の生産能力が高まり、安全で副作用のない免疫能力助長材としての可能性があることが研究で明らかになりました。美味しく、健康にもよいすぐき漬け、300年以上続く伝統の味を「京都なり田」ではインターネット通販でもお届けしています。毎日の食卓へ、そして贈り物にも喜ばれる「京都なり田」のお漬物をおためしになってみませんか?ご家庭で京都の味を楽しんでみるのもおすすめです。