ここ数年、焼酎に代わって日本酒がブームだそうですね。昔に比べ若い人が日本酒を飲まなくなったと嘆かれていましたが、このブームで若い人が日本酒の良さを再認識してくれたら嬉しいです。日本人の主食はコメ。酒といったら日本酒です。日本人なら米を食え!日本人なら日本酒を飲め!ですよね。
さて、そんな日本酒作りに欠かせないものといえば、麹と酵母。このうち、香味を大きく左右するのが酵母です。一般的な日本酒には、清酒酵母と呼ばれる酵母が使われています。それに対し、アベリア、ベゴニア、日日草などの花から分離培養した「花酵母」を使用した酒造りで話題なのが、飛騨の酒「山車」です。
飛騨高山には、日本三大美祭りにも数えられる有名な高山祭りがあります。高山祭りの見どころは豪華絢爛な山車(だし)ですが、それがこの酒の名前の由来です。地酒「山車(さんしゃ)」は、後味がさっぱりしていて飲みやすいと評判のお酒。山車の酵母には通常の清酒酵母を使ったものと、フルーティな飲み口と華やかな香りが特徴の花酵母を使ったものの2種類ありますので、お酒の味の違いを飲み比べしてみるのも楽しいですよ。
飛騨の酒「山車」は、様々な銘柄が国内外の数々のコンクールで高い評価を受けています。どれを選ぶか迷ってしまった時は、山車のきき酒セットがおすすめです。辛口の山車 金印 辛口、フルーティーさと爽やかさのある山車純吟醸花酵母造、山車 秘蔵吟醸原酒、山車 純米上澄、山車 特別純米酒 手造り純米の五種類(各180ミリリットル)が詰め合わせになっています。普段日本酒はあまり飲まないという方にも、きっと気に入ってもらえるはずですので興味のある方は、是非この機会に飛騨の酒「山車」のきき酒を楽しんでみてください。